第16回京都体操祭~GYMSBEAT‘23~兼第25回記念かめおか体操祭

テレビで放映された高齢者を寝たきりにさせないアメリカのプログラムを見て「老人ホームの90歳の女性が転んで大腿部を骨折したが、手術後1ヶ月で杖歩き、何と機械をってトレーニングしている」や、英国のキングカレッジが「転倒外来で1時間の予防教育をすると同時に、家庭訪問による環境生活・改善指導で、転倒骨折を半減させた」なども報告し、そして最後は、「高齢者の自立と介護保険の健全運営という一石二鳥になり得る介護予防に、自治体の積極的な取り組みと国の支援を望みたい」と締めくくっています。

運動は薬、体操は心と体のビタミン剤です。

高齢期になると、生活習慣病予防と同様、日々の生活を自立して暮らすために、要介護状態になることの予防、すなわち介護予防の取組が必須です。介護予防において目指すことは、「一人ひとりの生きがいや自己実現のための取組を支援してQOLの向上を図る」ことです。さらに「高齢者が可能な限り自立した日常生活を送り続けていけるような地域づくり」の視点が必要です。

亀岡市で、運動機能向上を中心に栄養・食生活改善と口腔機能向上を組み合わせた複合型プログラムに、市民サポーターの養成による地域づくりへの展開を組み合わせ、高齢者がいきいきと活動でき、効果的な介護予防事業の実施につながる「総合型介護予防プログラム」が完成しました。